小室哲哉 10年ぶり新人歌手全面プロデュース「可能性を感じた」

[ 2012年11月7日 07:14 ]

小室哲哉(左)が10年ぶりに全面プロデュースした新人・壱岐尾彩花

 小室哲哉(53)が約10年ぶりに新人歌手を全面プロデュースした。モデルの壱岐尾彩花(いきお・あやか、23)で、15日にデジタルシングル「GLOWING」でデビューする。

 89年生まれの壱岐尾は“小室ファミリー”と呼ばれた歌手が次々に売れた90年代の次の世代。現代の若者へ小室サウンドを届けるべくスタートラインに立つ。

 昨年6月に小室のライブに居合わせた壱岐尾の担当スタッフが、小室に直接オファーしたのがきっかけ。小室はデモ音源を聴き、「間違いなく僕の楽曲に合う声質だと可能性を感じた」と、受け入れることを決めた。詞・曲を手掛けた「GLOWING」は、テクノをベースとした王道の小室サウンド。新人にピッタリの「未完成の女性が持つ強さと弱さ」を歌った歌詞が特徴だ。

 小室にとっても新たなスタート。10年の間に詐欺事件での逮捕など、どん底も味わった。それだけに「まだ僕の可能性を信じてくれる人たちが、たくさんいるんだなっていうのが単純にうれしかった」という。「実を結びだしている気がする」と手応えを得ている。

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2012年11月7日のニュース