スギちゃん ワイルド一日館長「美術館は初めて来たぜ」

[ 2012年10月30日 11:18 ]

一日館長として登場したスギちゃん

 お笑いタレントのスギちゃん(39)が30日、東京都美術館で開催中の「メトロポリタン美術展」(2013年1月4日まで)で一日館長を務めることになり、“ワイルド館長”として登場した。

 一日館長就任に「うれしいぜ。私はこういう美術館は大好きですから。世界的に有名な美術の館長をやらせてもらうなんて、考えてもみなかったぜ。久しぶりにワイルドの絵を見て震い立ったぜ。何層にも塗られている絵具をめくってやろうかと思ったぜ」とワイルド全開。

 「暇さえあれば美術館にも行きます。初めて言いましたけど」と最初は威勢が良かったが、「なんでこんなにウソを平気で言えるんだろう。(美術館は)これが初めてなんです。昔は博物館はよく行ってたんですけどね。寄生虫博物館とかタダなところばかり行ってたんです。美術館には行ったことなかったけど、面白いですね」と勢いは続かず、正直な告白で笑わせた。

 133作品が展示されている今回の美術展では、ゴッホが入院後のリハビリ期間中に描いた晩年の傑作「糸杉」を含め、100点が日本初公開。「私は療養明け。入院中にはDSの『お絵かき教室』で尿瓶とか、病室に見えるものを描いてました。中学校の時に銀賞も取ったし、もちろん描けますよ!」と同作の即興模写に挑戦したスギちゃん。仕上がりに満足げな表情を浮かべ、「売るとしたら500万(円)ぐらい。ボードが高そうだし。ウソです、2000円で。でも、来年には1円にはならないよね。誰も入らないよね」と弱気な発言も。スギちゃん作の画がパネルで展示されることを聞かされ、「恥ずかしいよ。これも日本初公開ですよね…」と苦笑いだった。

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