北野武監督 大物共演者に頭下げる「ひどい目に合わせた」

[ 2012年10月6日 13:28 ]

映画「アウトレイジ ビヨンド」初日舞台あいさつの北野武監督

 映画「アウトレイジ ビヨンド」の初日舞台あいさつが6日、都内で行われ、監督で主演の北野武(65)をはじめ俳優の西田敏行(64)、三浦友和(60)ら豪華出演陣が“全員悪人”をほうふつとされるダークなスーツ姿で出席した。

 「映画の中で一番の悪人は?」と聞かれた北野監督は、「(製作の)テレビ東京と(配給の)ワーナーブラザーズ」と“毒舌”で返し、満員の会場を大いに沸かせた。北野監督は映画の宣伝のため、さまざまなバラエティ番組に出演したことに、「ヤクザ映画の宣伝で、なんでこんなにコメディやんなきゃいけないの」と嘆き節。「三浦さんとかみんなには、バラエティに出てもらってひどい目に合わせた」と共演者たちに頭を下げた。

 満足度を聞かれた観客が盛大な拍手で答えると、「こんな押し付けがましい質問」と話しながらも、嬉しそうな笑顔を見せた。

 同作は、ヒットしたヤクザ映画「アウトレイジ」の続編。一作目は、過激な描写が多く女性客が嫌う声もあったというが、「(今回は)女性が楽しめるように作ってある」と北野。その甲斐あってか、銀座の劇場では、女性客が多いという情報に、「ありがたい」と胸をなで下ろした。

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2012年10月6日のニュース