メッセンジャー 8年ぶり単独ライブで自虐ネタ「懐かしいでしょ」

[ 2012年10月3日 08:54 ]

メッセンジャーの黒田有とあいはら雅一(左)は8年ぶり単独ライブを行う

 お笑いコンビ「メッセンジャー」が2日、大阪・ABCホールで、8年ぶりとなる単独ライブ「漫才事変~ニューウルトラスーパーダイナマイトネオメッセンジャー~」を開いた。

 黒田有(42)とあいはら雅一(43)の登場に、客席から大きな拍手が起こった。2009年12月の黒田の暴行事件以来、初のライブ。開口一番、黒田は「懐かしいでしょ、僕のこと?」。あいはらの「生まれ変わった僕らを見ていただこうと思う」というあいさつには、「“僕ら”っていうか“僕”なんですけど」と自虐ネタ。あいはらも「黒田ショックで激震の3年間。空白を埋めたい」と本音を吐露し、笑わせた。

 大阪のおばちゃんについてや、中年男がモテる方法などのネタ全4本を披露。黒田の毒舌も全開で、過去に「上方漫才大賞」など賞を総なめにしてきた実力を見せつけた。MBSの松井愛アナ(41)を交えてのトークコーナーでも「お客さんにちゃんと説明しておかないと」と、“黒田ショック”に迫るきわどい質問にも黒田が真相をぶっちゃけ、沸かせた。

 ここ数年はラジオ番組と、劇場での漫才出番など地道な活動に徹してきた。久々の2時間の舞台を終え、黒田は「楽しかった。これまでネタはすき間なく言葉を決めてきたけど、今回はお互いのアドリブを受け止める余裕を持てた」と、40代の大人の漫才に手応えを感じていた。

 単独ライブ解禁後、次に期待されるのは黒田の本格的なテレビ復帰。ライブ中にも、「そろそろテレビ戻らなあかんかな」とつぶやいて拍手を浴びた黒田は「自分の意思で決められることやないですけど、僕は前向きです」。あいはらも、「そらあ、2人で出たいですよ」と、相方との共演を切望した。

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2012年10月3日のニュース