松井咲子 ソロデビューアルバム「呼吸するピアノ」3日発売

[ 2012年10月2日 09:00 ]

笑顔でインタビューに応じる松井咲子

 「あれがお店に並ぶと思うと、不思議な気持ちです。楽しみだけど、不安もありますね」

 松井咲子(21)は3日にソロデビューアルバム「呼吸するピアノ」を発売する思いをそう語る。

 AKBからのソロは6人目だが、アルバム発売という形は初めて。音楽監修に作曲・編曲家の服部隆之氏(46)を迎えボーナストラックを含む計11曲をピアノで演奏した。

 「半年かけて録音しました。ピアノのレコーディングは初めてだったので毎回緊張しました。1回につき1曲か2曲とって、また楽譜をもらってとって、というのを繰り返したんです。録音が終わる日が来るとは思えませんでした」と苦労の日々を振り返る。

 弾いたのは、服部氏が作曲・編曲した「心の譜面」(日清カップヌードル「REAL」CMソング)などオリジナル3曲、モーツァルトのピアノソナタ1曲、そして、AKBのシングル7曲だ。

 「以前にも“桜の木になろう”“ポニーテールとシュシュ”はなんとなく弾いたことがあったけれど、ほかの曲を弾いたのは初めて。“会いたかった”をピアノでやるとどうなるんだろう!?って思ったけれど、格好いいアレンジにしていただいて、弾いていて楽しかった」と笑顔を見せる。

 このインタビューの場で実際にその「会いたかった」の冒頭部分を弾いてもらったが、まるでクラシックの楽曲。それをすぐに弾きこなす姿にピアニストとしての力量がうかがえた。

 ピアノは4歳の時から始め、現在は東京音楽大学器楽専攻ピアノ科の4年生だ。AKBのコンサートでもピアノ演奏を披露することがある。

 「歌うより緊張します。何回やっても慣れません。ほかのメンバーがいればフォローし合えますけど、ピアノは1人ですからね」と苦笑いする。

 しかし、基本的には目立ちたがり屋だ。

 「子供の時の発表会とか、小さい頃から人前で何かをするのが好きでした。目立つことが好きなんですよ。だから、ステージに立てるのは凄くうれしい」

 ピアノはAKBの中で人目を引く武器になるが、それにこだわってはいない。

 「AKBに入ってたくさんのことをやらせてもらってるんですけど、まだまだやりたいことがあり過ぎて…。演技も楽しいからまたやりたいし、ラジオが大好きだから番組を持てたらいいと思うし、バラエティーもやりたい。要するに欲張りなんです」と楽しそうに笑った。

 ≪「1日5食」!?≫」「大食い」の評判がある。「1日5食」との情報もあったが「高校生の時ですね」と笑う。それでも「食べる量は多くて、ケータリングでも私1人だけ“男子のご飯”と言われます。特に好きなのはパスタ」と話していた。

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2012年10月2日のニュース