春日野八千代さんに千人が別れ…「教わった品格を守り抜く」

[ 2012年9月26日 17:22 ]

春日野八千代さんの宝塚歌劇団葬で献花する劇団員ら

 宝塚歌劇団を代表する男役スターで、8月29日に96歳で死去した春日野八千代さんの歌劇団葬が26日、兵庫県宝塚市の宝塚バウホールで営まれ、元劇団員やファンら約千人が「白ばらのプリンス」との別れを惜しんだ。

 舞台正面には、代表作「源氏物語」で光源氏を演じた際の肖像。白いカーネーションなど色とりどりの花が飾られた。

 弔辞で、劇団員を代表して松本悠里理事が「先生から教わった品格、行儀の良さ、謙虚さを守り抜いて、りんとして進んでいきます」と誓い、植田紳爾特別顧問は「あなたは宝塚を愛し、守り、導いてくださった。尊い生涯と貢献は宝塚の歴史にいつまでも残るでしょう」としのんだ。

 春日野さんから日本舞踊を教わった元トップスターの一路真輝は取材に「宝塚の歴史とともにある方とご一緒できて幸せでした」と話した。

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2012年9月26日のニュース