ムハンマド侮辱映像 出演女優が制作者を提訴 「殺害する」とのメッセージも

[ 2012年9月20日 11:55 ]

 イスラム教預言者ムハンマドの侮辱映像に出演した女優シンディ・ガルシアが19日、制作者に古代エジプトの冒険映画だとだまされて出演し、精神的苦痛を受けたとして、損害賠償を求める訴えをロサンゼルス郡地裁に起こした。

 動画投稿サイトに掲載された映像を閲覧できなくするよう要請したのに拒否したとして、同サイトを運営するグーグルにも損害賠償を求めた。それぞれ具体的な損害額は明示していない。

 訴状によると、ガルシアは制作者による役者募集の広告に応じて出演。使われた台本にはムハンマドを侮辱する内容はなかった。映像には出演者のせりふを撮影後の編集で入れ替えた形跡がはっきりと残っている。

 映像が注目を集めるようになった後、ガルシアには「殺害する」との複数のメッセージが届いたといい、女優としての名誉を傷つけられたと訴えている。(共同)

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2012年9月20日のニュース