AKBじゃんけんのレフェリー山ちゃん「気持ち乗った拳が勝利つかむ」

[ 2012年9月18日 11:11 ]

じゃんけん大会の見どころを語る山里亮太

第3回じゃんけん大会

(9月18日 日本武道館)
 過去2回の大会でレフェリーを務めたお笑い芸人、山里亮太(35)が大会の魅力と今回の見どころについて語った。

 じゃんけんは運が全てと思っている人が多いに違いない。けれど、そうじゃないと分かるのが、この大会だ。

 気持ちの乗った拳が勝利をつかみ取っていく。グー、チョキ、パーを出す、あのわずかな時間に人間のいろんな思いが凝縮されている。そして基本的に、勝負に集中している人や“持っている人”が勝つ。

 昨年の決勝で印象的な場面があった。篠田麻里子さんと藤江れいなさんの対戦で、あいこが続いた時、小さな虫が飛んできた。藤江さんは一瞬目で追った。ところが、篠田さんは藤江さんをにらんだままだった。その直後に決着がついた。篠田さんが勝ったのは勝負に集中していたからだと思う。

 あの日、篠田さんは選抜入りを決めるまでは、チャンスがない人たちに譲りたい気持ちもあったようだ。じゃんけんに勝つたびに「ごめんね」と相手に謝る姿にそれが表れていた。しかし、自分の選抜入りが決まった瞬間から「入ったからにはセンターしかない」と気持ちを切り替えたのだろう。そこからの強さが尋常じゃなかった。

 じゃんけんは気持ちで戦うものだ。勝つ人は握った手が力強く、手を動かすスピードも速い。

 今回は、まゆゆ(渡辺麻友)に注目している。1勝すれば選抜入りが決まるスーパーシードだが、全勝してセンターを勝ち取ってほしい。

 AKBは今、前田敦子さんに代わる新しいセンターを探している。私の考えでは、まだ誰も、秋元康さんが考える“センターの基準”に達していない。まゆゆはセンター候補だが、ここで勝てば“まゆゆはやはり持っている人”ということになり基準に達するだろう。それは、ぱるる(島崎遥香)にも言えることだ。

 この大会は、じゃんけん選抜のセンターを決めるだけではなく、今後のセンターを占う重要な戦いだと思う。

続きを表示

2012年9月18日のニュース