忽那汐里 イメージ一変 「許されざる者」で娼婦役挑戦

[ 2012年9月10日 06:00 ]

映画「許されざる者」で娼婦役に挑戦する忽那汐里

 女優の忽那汐里(19)が映画「許されざる者」(監督李相日、来秋公開)に出演し、娼(しょう)婦役に挑戦する。顔を切り刻まれ、心に大きな傷を持つという役どころ。これまでの清そではつらつとしたイメージとは一変した設定で、新境地を切り開く。

 同作は米俳優クリント・イーストウッド(82)が監督と主演を務め、アカデミー作品賞などに輝いた同名映画のリメーク版。1880年の北海道を舞台に、江戸幕府側の剣士だった主人公が、生活苦のため賞金を目当てに再び戦いへ身を投じる姿を描く。渡辺謙(52)が主演する。

 忽那は開拓民の兄弟に暴行を受ける娼婦役。これに怒った娼婦仲間たちが財産を投げ出して兄弟に賞金を懸けることになる。今年2月に李監督に出演を直談判したそうで「何が何でもこの役を演じたいと思っていましたので、決定のご連絡をいただいた時は本当にうれしかったです!早く北海道へ行きたい!待ち遠しい!」と今月下旬に始まる北海道ロケを心待ちにしている様子。李監督は「まなざしの強さ、奥深さ。そして映画への強い気持ちを感じました」と起用理由を説明している。

 また、俳優の柳楽優弥(22)が若い賞金稼ぎ役で出演。時代劇初挑戦で「尊敬する大先輩の方々と共演できるということは、本当に貴重な時間になる」とコメント。年長の娼婦役の小池栄子(31)が「全力で演じたい」と意気込めば、主人公のライバルとなる賞金稼ぎ役の國村隼(56)も「李監督とともにどう作り上げていくか楽しみ」と話している。

 主人公の相棒役で柄本明(63)、敵役の佐藤浩市(51)が出演するほか、近藤芳正(51)、小澤征悦(38)、三浦貴大(26)らが共演する。

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