スギちゃん TV収録で10メートル飛び込み骨折、全治3カ月

[ 2012年9月2日 06:00 ]

全治3カ月の重傷を負ったスギちゃん

 お笑い芸人のスギちゃん(39)が1日未明、テレビ朝日のバラエティー番組の収録中に全治3カ月の重傷を負った。高さ約10メートルの飛び込み台からプールに飛び込んだ後、体に痛みを訴え救急搬送され、胸椎骨折と診断された。1カ月以上は入院の見込みで、当面の仕事はキャンセル。決めゼリフ「ワイルドだぜ~っ」で受賞が有力な「新語・流行語大賞」の12月の表彰式までに復帰できるか、心配される。

 テレビ朝日によると、スギちゃんは9日から放送予定だった秋の特別番組(タイトル未定)で収録に参加。千葉県国際総合水泳場(習志野市)で1日午前1時ごろ、高さ10メートルの飛び込み台に挑んだ。飛び込み台は3メートル、5メートル、7・5メートル、10メートルの4台があり、着水用のプールは縦25メートル、横25メートル、水深5メートル。

 スギちゃんはインストラクターの指導で足から飛び込んだが、水面に浮かんでくると「腰が痛い!」と訴えた。立ち会った看護師が救急車を呼ぶよう指示。搬送先の病院で第12胸椎破裂骨折と診断された。

 テレビ朝日は「状況をよく調査した上で、再発防止策を徹底してまいります」とコメント。特番の放送は延期し、従来枠の「日曜洋画劇場」で対応する。

 スギちゃんは、ピン芸人で競う3月の「R-1ぐらんぷり」で準優勝。これをきっかけに今年最もブレークしたタレントとなった。連日、収録を何件もハシゴする多忙な日々が続き、6月には過労のためイベントを欠席。今回の収録前も都内でバラエティーに出演していた。

 少なくとも1カ月は安静が必要とみられ、所属事務所は「まずは治療を最優先と考え、当面の仕事を調整させていただくことに致します」とし、仕事のキャンセル作業に追われている。超売れっ子だけにバラエティーだけではなくドラマなど多方面に影響が出ている。今年の「新語・流行語大賞」の発表・授賞式は12月3日。有力候補なだけに、ワイルドな姿に回復する日が待たれる。

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2012年9月2日のニュース