モンゴル出身のアジアの歌姫オルリコ 新曲発売ライブ

[ 2012年8月20日 20:18 ]

新曲『あいたくて』を熱唱するオルリコ

 今年で日本デビュー3年目を迎えた中国内モンゴル自治区フフホト出身の女性ボーカリスト・オルリコ(27)が、7月25日にキングレコードから第3弾シングル「あいたくて」(詞・岡本おさみ、曲・佐東賢一)を発売したのを記念して20日、東京・恵比寿の天窓Switchで「オルリコ LIVE 風ノ詩 vol.3」と題したアコースティックライブを開いた。

 同タイトルを銘打ったアコースティックライブは、昨年7月に東京・六本木のノビルデューカ六本木、同年12月に東京・恵比寿のアートカフェフレンズで行って以来、この日が3回目。

 開演前、「いまはドキドキ、ワクワクしています。皆さまの心に届くように頑張って歌いたいですが、あまり力まず、リラックスして、心と心が通じ合えるライブにしたいですね」と話したオルリコだが、約100人の熱烈なファンが詰めかけ満席の中、新曲「あいたくて」をはじめ、同曲の中国語バージョン(同中国詞は、彼女と彼女の妹の馬頭琴奏者・イラナと2人で作詞)、同カップリング曲「草原の虹」、デビュー曲「ひぐらしの坂」、唱歌「夏の思い出」同「赤とんぼ」、同じキングレコードの故先輩歌手・小畑実さんの「星影の小径」、それに内モンゴルを代表する創作曲「草原に昇る沈まぬ太陽」など全14曲を熱唱。

 途中、応援に駆けつけたボニージャックスのリーダー・西脇久夫と歌手・菅原やすのりがステージに出て、西脇は「ボニージャックスはオルリコのおやじ代わりです」、菅原は「先日、ラジオ日本の私の番組『菅原やすのり名曲!歌声劇場』にゲストで出ていただき、スタジオで、生で『オルティンド』を歌ってくださいましてね。すごかったですよ、あのラジオの後、大反響で…」と話し、3人で『四季のうた』を歌って、ステージと客席とが一体となって盛り上がった。

 今度の新曲「あいたくて」については「最初いただいたときは、ちょっと難しい曲だなと思いましたが、歌えば歌うほど味が出てくる感じで、飽きないいい曲だなと思います。歌詞の中に出てくる『あいたくて あいたくて あの人に』の『あの人』は、聴いてくださった方がそれぞれに初恋の人だったり、同級生だったり、友人だったりと、いろいろな人に置き換えて聴いてくださったらいいですね」と話していた。

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2012年8月20日のニュース