光彦卒業に「ウルッときた」沢村一樹 3年後に帰って来る?

[ 2012年8月19日 18:39 ]

「沢村一樹・浅見光彦卒業イベント」に登場し、衣装について熱く語る沢村一樹

 俳優の沢村一樹(45)が12年間主演を務めた人気ミステリー、TBS版「浅見光彦シリーズ」を「浅見光彦シリーズ31『箸墓幻想』」(9月3日、後9・00)で卒業することになり、19日、東京・赤坂の赤坂サカスで卒業イベントが行われた。3代目を務める速水もこみち(28)もお披露目された。

 内田康夫氏のミステリーを原作とした人気シリーズ。2000年9月、沢村が初代の辰巳琢郎(54)の後を継いでから12年。「箸墓幻想」を含め、沢村主演のシリーズ・スペシャルドラマは18作、09年秋には連ドラ化もされた。

 卒業作がオンエア前ということもあり、「正直、まだ(卒業を)実感してない。オンエアが終わるまでは光彦であるのを忘れてはいけないとも思っています」と語った沢村。クランクアップでは涙も見られたが、「撮影が終わって感無量というよりは、スタッフの顔を見て、ちょっとウルッときてしまった。一瞬で走馬灯のように頭をよぎりました」とラストの瞬間を振り返った。

 多くのシリーズファンが集まったイベントでは、12年間でオンエアされたシリーズを映像をまじえて振り返った。スタート時の沢村は浅見と同じ33歳。「まだ産毛ぐらいだった。まだ(エロ)男爵じゃなかった頃ですね。恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべつつも、「1つ1つを昨日のことのように覚えていますね。刺激になる撮影だった」と12年間を懐かしんだ。シリーズの名物の1つである入浴シーンについては「何で裸になるんだろうって思っていました。次の人(速水)もそういうハメになるんだろうなぁ」と不敵な笑みを浮かべた。

 3代目を務める速水については「正直、僕がやっていた光彦とはまったく違うものになるだろうなとは思いますね。彼はまだ若いので、光彦の役を通じて、何年もやることで、新しい発見ができたらいいと思う。新しい光彦を見せてほしい」と期待を寄せた沢村。新シリーズへの出演も期待されるところだが、「僕が出ても違和感がないぐらいに、早くもこみちの光彦を作ってもらって、3年後ぐらいに何かしらの役で関われたらいいなと思っています。でも、地元の偉い刑事さんはセリフが大変なので、あれはやりたくない」と話し、笑わせた。

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