中村勘三郎 流動食もまもなくリハビリ開始 

[ 2012年8月18日 06:49 ]

 歌舞伎俳優の中村勘三郎(57)が監修し、江戸時代初期の歌舞伎発祥時の魅力を伝える「金澤河原歌舞伎」が17日、金沢市で始まり、中村屋一門の俳優が3演目を披露した。

 歌舞伎の「原点」とも言える河原が舞台。全国で適地を探し、加賀藩政下で盛んに興行された金沢市内の犀川河川敷が選ばれた。勘三郎は現場での指導を予定していたが先月末に食道がんの手術を受けたため、かなわなかった。そのため弟子が「師匠に力をつけよう」と一丸で取り組み、実現にこぎつけた。

 所属事務所によると、勘三郎は「元気にしている」が現在も入院中。まだ食事も流動食で、ベッドを起こした状態までだが、まもなく院内でリハビリを開始予定という。

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2012年8月18日のニュース