西村知美 20年ぶり映画主演!“パワー”で白羽の矢

[ 2012年8月18日 06:00 ]

20年ぶりの映画主演が決まった西村知美

 タレントの西村知美(41)が20年ぶりに映画主演する。島崎藤村の自伝的小説をもとにした「家」で、長野県の農村を舞台に旧家の没落を描いた物語。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」や太宰治の「斜陽」など数多くの文芸作品を手掛けてきた秋原北胤(ほくいん)監督がメガホンを取る。来年5月の公開を予定。

 西村は93年公開の「爆 BAKU!」以来の映画主演。起用のきっかけになったのは、80年代アイドル仲間の南野陽子(45)、森口博子(44)とともに今年結成したユニット「Blooming Girls(ブルーミングガールズ)」。40代ながら、イベントにフリル付きの衣装で登場し、愛らしい歌と振り付けで大勢のファンを魅了してしまうパワーに、秋原監督は「女優一筋でやってきた人たちよりも、人を引きつける力を持っている」と確信したという。

 演じるのは、嫁いだ旧家が没落しながらも娘とともにたくましく生きていく役どころ。秋原監督は「西村さんは天然ボケのキャラクターで人気ですが、(02年の日本テレビ)24時間テレビで100キロマラソンを完走したり、厚生省認定ホームヘルパー2級をはじめ多くの資格を持つなど、チャレンジ精神旺盛で芯が強い。役のイメージにピッタリだと思った」と説明する。

 小説は旧家に生まれながら小説家となる男の物語だが、映画ではこの男の姉が主人公。時代設定も明治から昭和40年代に変える。

 10月中旬にクランクイン。長野や青森、滋賀で撮影する予定で、西村は「波瀾(はらん)万丈の人生の中、夫を信じ、家や子供たちを守る難しい役どころですが、地域の方にもご協力していただきますので皆さんとともに素晴らしい作品をつくっていきたい。たくさんの方に映画館で見ていただけるよう頑張ります」と意気込んでいる。元「SDN48」の木本夕貴(25)が娘役を演じる。

 ≪元気80年代!≫AKB48を筆頭にアイドル戦国時代と言われる中、80年代アイドルたちも元気だ。榊原郁恵(53)石野真子(51)松本伊代(47)早見優(45)は昨年から、4人で出演するミュージカル「ヒロイン」を上演。タレントの薬丸裕英(46)の妻で5児の母となった石川秀美(46)は夫婦そろってCM出演し話題になっている。

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2012年8月18日のニュース