五輪招致にひと役…裕次郎さん呼び掛け「反対せんといて」

[ 2012年7月23日 06:00 ]

 故石原裕次郎さんが東京都の五輪誘致に一役買う。2020年の夏季五輪開催実現のため、国内の開催支持率アップを目指す映像に登場し、「反対せんといて」などと呼び掛ける。都が落選した16年の五輪開催は、低支持率が敗因の一つとされただけに、昭和の大スターが機運を盛り上げてくれそうだ。

 裕次郎さんが登場するのは映画「太平洋ひとりぼっち」(63年)の1場面、「黒部の太陽」(68年)2場面を盛り込んだ計3シーン。20年の五輪開催地は来年9月7日に決定することにちなんだ「2013年 決戦の時」などの文字と一緒に、30秒の映像となる。

 東京はスペインのマドリードとトルコのイスタンブールとともに最終選考に進んでいるが、これまで、国際オリンピック委員会(IOC)が調査した地元支持率はマドリードが78%、イスタンブールが73%で、東京は47%と大きく下回り、IOCの報告書に「国内への強力なメッセージ発信が必要」と指摘された。リオデジャネイロに決まった16年の招致では、東京は地元支持率の低さが敗因の一つとされただけに、関係者の間では対策が急がれていた。

 そこで浮上したのが裕次郎さん。東京都スポーツ文化事業団などで構成し、スポーツ関連事業を展開する「スポーツのチカラProject」が「生前、幅広い世代に支持されたほか、今の若い年代が見ても、その存在感に注目するはず」と企画。裕次郎さんの兄でもある東京都の石原慎太郎知事(79)も了承し、石原プロモーションなどの協力を得て完成。「スポーツのチカラ…」公式サイトで23日から放映されるほか、東京・秋葉原や渋谷の街頭ビジョンで順次流される予定だ。

 印象的なのは、冒頭部分に使用される「太平洋ひとりぼっち」。裕次郎さんが1963年に石原プロを設立後の第1作で、海洋冒険家の堀江謙一氏(73)の手記をもとにした芸術祭賞受賞作品。今回は、予告編のみに使われ、映画本編では使用しなかった貴重映像で、「決めたんや!反対せんといて」などのセリフが同時に流れる。

 決定に直結するIOCの地元支持率調査は早ければ12月ともいわれており、関係者は「裕次郎さんの“反対せんといて”の声が広がることを願っています」と話している。

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