坂東玉三郎ら人間国宝に「うれしさよりも責任」

[ 2012年7月21日 06:00 ]

 文化審議会(宮田亮平会長)は20日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に、歌舞伎女形の坂東玉三郎(62)、狂言の山本東次郎さん(75)、木工芸の灰外達夫さん(71)、竹工芸の藤沼昇さん(67)の4人を認定するよう平野博文文部科学相に答申した。文化庁は9月にも認定書を交付する。これにより、故人を含めた累計認定者は336人になる。

 玉三郎は「功成り名遂げた方がなるもので、私はまだまだそういう立場にないと考えていました。後輩のためと言われ、引き受けさせていただいた。うれしさよりも責任を感じます」と会見で話した。

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2012年7月21日のニュース