“エリカ節”健在「一番好きなシーンがカットされていた」

[ 2012年7月15日 06:00 ]

ヘルター初日スケルター舞台あいさつで蜷川監督(左)と笑顔を見せる沢尻エリカ

 体調不良を理由に休養していた沢尻エリカ(26)が14日、都内で主演映画「ヘルタースケルター」(監督蜷川実花)の初日舞台あいさつに出席した。完成報告試写会を欠席するなどトラブル続きの渦中の復帰。大騒動になった「別に」発言以来5年ぶりの舞台あいさつで、ショートの金髪で登場。「一番好きなシーンがカットされていた」と明かすなど“エリカ節”は健在だった。

 ヒマワリ柄のド派手なワンピース姿の沢尻は「別に」騒動の時と同じ“金髪”で登場。当時はカツラだったが、今回は“人生最短”まで切った本物のショートヘアだ。

 公の場は今年2月の「ヘルタースケルター」の製作発表以来。珍しく緊張しており、壇上で大きく肩で息をしたものの、あいさつの言葉が出ない。客席から「りりこ様っ!」と役名で呼ばれ「ありがとう。超緊張してる!でも5年ぶりの主演映画でみんなに会えてうれしいです」と言い、笑みがこぼれた。

 5月に一時休養を発表し、今月5日には主役にもかかわらず完成披露試写会をドタキャン。トラブル続きで今後の芸能活動も危ぶまれていただけに、文字通りの“崖っ縁”の舞台だった。

 エリカ節が全開になったのは、進行役から「一番好きなシーン」を聞かれた時。「私の好きなシーンがカットされちゃってた。試写で見た時、あれ?なくなってると…」と衝撃発言。これには隣に立っていた蜷川監督も苦笑い。

 5年前に「別に」発言が飛び出した時も「印象に残るシーンは?」という同様の質問がきっかけだったが、今回は当時と違い、奔放なトークにも洒落(しゃれ)があり、子供じみていた欠点が薄らいだ印象。ちなみにカットされたのは、全身整形してトップスターになった主人公が肉体と精神を壊して記者会見中に倒れる場面で、蜷川監督は「DVDの特典映像に入れます」と約束。ちゃっかりDVDになった時のPRにつなげた。

 今、手に入れたいものを聞かれ「透明人間になりたい。見えないくらいに」と答えた沢尻。本紙の取材では、現在決まっている仕事は「ゼロ」。CM契約も1本もなくなった。しかし、この日だけの印象で言えば、やっぱり沢尻は“イイ女”。ゼロからどう立ち上がっていくのか、楽しみだ。

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