もう主役はたくさん?かたくなな生瀬勝久「全部断ります」

[ 2012年7月7日 17:17 ]

<映画「スープ~生まれ変わりの物語~」初日舞台あいさつ>に登場した(左から)大塚祐吉監督、広瀬アリス、野村周平、生瀬勝久、小西真奈美、刈谷友衣子、橋本愛

 俳優の生瀬勝久(51)、女優の小西真奈美(33)らが7日、東京・新宿で行われた映画「スープ~生まれ変わりの物語~」初日舞台あいさつに登場した。

 小西は髪をアップにし、淡いピンクの花柄がプリントされた水色の浴衣姿で登場。「七夕ということで、1人だけテンション上がって浴衣で来てしまいました」とニッコリ。本作では小西から生瀬を抱きしめるシーンがあり、本番前に「思いっきり抱きしめます」と伝えると「思いっきり抱きしめられます」と返されたと振り返った。

 一方、キャラクターの濃い役どころを幅広く演じてきた生瀬だが、死者の役はこれが初挑戦。さらに、本作が単独映画初主演。共演経験がある小西から、これまでとは異なり、台本通りで静かだったと指摘される一幕も。責任感の強さから重圧を感じたようで「これからは全部断ります」ときっぱり。監督から悪役のオファーを受けても「主役でなければいくらでも」とかたくなに拒んだ。記者から悪役のイメージがない、と指摘されると「僕すごい悪いですよ。衣装隠したり小道具隠したり」と笑いを誘った。

 この日はマイクトラブルがあり、肉声であいさつをすると客席からは拍手喝采。七夕の願いごとを聞かれると「この映画が大ヒットっていうのが正直な気持ち」と生瀬。「普段ふざけたことばかり言ってる私ですけれど、いい映画だと思います。毒のない、今この世の中で一番必要な映画」とPRした。

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