日テレ社長が見解“占い師全貌激白”は「過剰演出」

[ 2012年6月25日 19:12 ]

 日本テレビの大久保好男社長は25日の定例記者会見で、5月4日に放送された同局系のバラエティー番組「芸能★BANG+」の特番について「演出が過剰だったと率直に思う」と述べ、番組の内容に問題があったとの見解を示した。

 同番組では、お笑いコンビ「オセロ」の中島知子と占い師の同居騒動を特集。新聞のテレビ欄に「騒動の占い師が謎の同居生活全貌激白」などと、占い師本人がスタジオに来るかのように掲載し、放送中も同様の告知を繰り返した。

 しかし実際に出演したのは、この占い師と同居したことがある別の占い師だった。同局には視聴者から多数の苦情が寄せられ、放送後に公式サイトに謝罪文を掲載した。

 大久保社長は「過剰に興味をあおるやり方は視聴者の信頼を損なうことになりかねない」と話し、制作現場に手法を見直すよう求めたことを明らかにした。

 同番組については、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が審議対象とすべきか協議している。

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2012年6月25日のニュース