峰竜太“笑顔封印”ド迫力演技!37年ぶりに大河出演

[ 2012年6月23日 06:00 ]

NHK大河ドラマ「平清盛」に出演する峰竜太。笑顔を封印した迫力の演技に注目

 俳優の峰竜太(60)が37年ぶりに大河ドラマに出演することになった。現在、放送中のNHK「平清盛」(日曜後8・00)で、東国の豪族・伊東祐親(すけちか)役。8月5日の第31回から登場し、いつもの笑顔を封印したド迫力の演技を披露。「普段の自分と違う顔が見せられていいと思う」と張り切っている。

 峰が前回、大河ドラマに出演したのは、75年の「元禄太平記」。みどり夫人(59)と結婚した記念の年だった。そして、実に37年ぶりの出演となった今年は、峰が還暦という節目の年。おめでたい時に大役が舞い込み、「うれしいことです。でも、久しぶりだったので、えっ?って驚きました」と満面の笑みで言葉も弾む。

 役どころの「伊東祐親」は、現在の静岡県伊東市に本拠を置いたといわれる豪族。平治の乱で源氏が敗れて、伊豆に流された源頼朝(岡田将生)の監視役を清盛に命じられた。ところが、京への出張中に、娘の八重姫が頼朝と恋仲になってしまう。親としてのつらい気持ちを隠しながら、一族を守るため、無理やり別れさせる。

 「演出家に“あえて、無表情でお願いします”と言われました」と笑みを抑えて収録に臨んだ峰の演技は迫力満点。普段のキャラが消えたその姿に、現場で見守ったスタッフからは「緊張感が物凄かった」「怖いくらいだった」という感想が次々と上がった。

 磯智明チーフプロデューサーは「峰さんはとても家族思い。番組でも共演者への心遣いがとても上手。そうした峰さんなら、可愛い娘と厳しい上司との板挟みになる人物の優しさも痛みもうまく表現できるのではないかと思った」と起用理由を話した。

 峰は「60歳で新たなスタートをさせていただきました。本職は俳優なので、これからもいろいろな役を演じられるように頑張りたい。バラエティーと俳優業でメリハリをつけてやっていけたらいいですね」と意欲を見せている。

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2012年6月23日のニュース