田中圭&川原和久 「相棒」新作でダブル主演!

[ 2012年6月22日 06:00 ]

新作映画で“相棒”を演じる田中圭(左)と川原和久

 人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの新作映画が来春公開され、田中圭(27)と川原和久(50)がダブル主演する。タイトルは「相棒シリーズ X DAY」(監督橋本一)。田中は警視庁サイバー犯罪対策課の捜査官、岩槻彬役でシリーズ初登場となる。普段は水谷豊(59)演じる杉下右京らのライバル的存在として、川原が演じる捜査1課の伊丹憲一刑事とコンビを組む。

 今年3月までテレビ朝日で放送された「相棒 season10」直後の設定で、ある事件をめぐり捜査1課とサイバー犯罪対策課が対立。捜査を進めるうちに、金融界を巻き込む大事件に切り込んでいく。

 シリーズでは00年6月の初回から脇役で登場した川原にとっては映画初主演。「10年間動かしてきた伊丹を、用意されたもので料理していくだけ。気負いはない」と自然体を強調。昔かたぎで熱血漢の刑事役を貫く。私生活では女優松本紀保(40)と結婚前提の交際が報じられているが、クールでドライな田中との“相棒”ぶりが注目だ。

 田中は00年から続く超人気シリーズへの出演に「僕の中で相棒はモンスター。長く続いているだけでなく、水谷さんの存在、作り手と視聴者の一体感も含め凄い作品。ビビり感は大きかった」と驚きを隠さない。今月中旬から都内での撮影に参加すると「アウェー感はなかった。精いっぱいやるだけ」と“相棒ファミリー”の一員となった手応えを感じたようだ。

 松本基弘プロデューサーは2人を主役とした理由を「普段は右京らの陰に隠れがちな伊丹も、本来エリート中のエリート。活躍を描きたいと常々思っていた。フレッシュでキュートな田中くんを加え、作品に刺激を与えたかった」と説明。水谷豊らレギュラー陣に加え、シリーズを卒業した及川光博(42)も出演。国仲涼子(33)田口トモロヲ(54)別所哲也(46)らも加わり、7月いっぱいまで撮影が続く。 

 ◆川原 和久(かわはら・かずひさ)1961年(昭36)12月26日、福岡県生まれ。日大芸術学部演劇学科卒。劇団ショーマの看板俳優。99年「温泉へ行こう」(TBS)、02年「仮面ライダー龍騎」(テレビ朝日)など幅広く活躍。アニメ「頭文字D」シリーズで声優も。1メートル83、68キロ。

 ◆田中 圭(たなか・けい)1984年(昭59)7月10日、東京都生まれ。04年「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS)などに出演。08年「凍える鏡」で映画初主演。09年「ホームレス中学生2」(フジ)でドラマ初主演。11年8月に女優さくら(28)と結婚、1女の父。1メートル78、58キロ。血液型O。

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2012年6月22日のニュース