橋田寿賀子氏 自身のドラマ初書き下ろし…主演は岸本加世子

[ 2012年6月11日 06:00 ]

橋田壽賀子脚本の「妻が夫をおくるとき」で、石井ふく子(薬師丸ひろ子)になぐさめられる橋田壽賀子(岸本加世子)

 脚本家の橋田寿賀子氏(87)が自身のドラマを初めて書き下ろした。TBSスペシャルドラマ「妻が夫をおくるとき」(7月23日後9・00)で、昨年9月に終了した同局「渡る世間は鬼ばかり」以降で初の脚本となる。89年に亡くなったTBS元プロデューサーで夫の岩崎嘉一氏(享年59)が、がんを患ったころから最期を迎えるまでを描く。

 橋田氏役は岸本加世子(51)、岩崎氏は大杉漣(60)、友人の石井ふく子プロデューサー(85)は薬師丸ひろ子(48)が演じる。

 橋田氏の名前が脚本家として字幕に出たのは、映画「長崎の鐘」(1950年公開、監督大庭秀雄)で、故新藤兼人監督らとの合作。ここから62年、NHK連続テレビ小説「春よ、来い」(94年10月~95年9月)のような自伝的作品はあるが、橋田氏が「私」として登場するのは初めて。21年続いた“渡鬼”が終わり、岩崎氏の二十三回忌法要も昨年済ませ、一区切りとして新たな作品に取り組んだ。

 TBSを退職した岩崎氏が第二の人生を始めたころ、肺がんで余命半年と判明。橋田氏は夫に告知しないことを決め、気丈に振る舞い続けた。一方で、執筆中だったNHK大河ドラマ「春日局」(89年)を降りて看病に専念しようとしたところ、石井ふく子氏に諭されて、作品を完成させた実話なども披露。橋田氏の素顔がうかがえるほか、愛する夫への思い、夫婦の絆について考えさせられる作品になりそうだ。

 橋田氏は「自分が沈んでいたりしたら、相手は喜んでくれない。残った方は、亡くなった方のためにも一生懸命生きなければならないと思います。そんなメッセージを感じていただけたら」と話している。

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