評価された「強いハート」TBS出水アナ 2季連続五輪キャスター

[ 2012年6月10日 10:39 ]

北京に続き、五輪キャスターとして現地からリポートするTBS出水麻衣アナは、世界地図のイギリスと日本を指さして笑顔
Photo By スポニチ

 TBSの看板アナウンサーの一人、出水麻衣アナ(28)が来月27日開幕のロンドン五輪で現地キャスターを務める。08年の北京に続く2季連続の大役。「NEWS23クロス」(月~木曜後10・54、金曜後11・30)で約3週間にわたり、ロンドンから熱き戦いを伝える“デミちゃん”に五輪に懸ける思いを聞いた。

 出水アナの夢であり原点でもある五輪キャスター。06年の入社試験で「どういうアナウンサーになりたい?」と面接で聞かれるたびに「コツコツと頑張って、五輪キャスターを任されるようなアナウンサーになりたいです」と答えていたという。そんな夢の大役を再び務めることに「また五輪の独特の空気感を味わえるのかと思うと本当に幸せです」と白い歯をのぞかせた。

 09年から「王様のブランチ」「世界・ふしぎ発見!」などバラエティーの司会で活躍してきた中、3月末から報道番組「NEWS23クロス」のキャスターに就任した。メーンの膳場貴子アナ(37)とニュースを伝えるほか、スポーツコーナーを担当している。

 スポーツ取材は3年ぶり。以前は相手の言葉を聞く余裕はなく、自分の考えてきた質問をするのが精いっぱいだった。でも、今は「自分の質問に相手がどう切り返してくるか考え、面白いところを次に質問したりとか、会話のキャッチボールができるようになった」と自信を見せる。

 出水アナをロンドンに派遣することを決めた「ニュース23…」の鈴木誠司プロデューサーは「スポーツもニュースもしっかり伝えられる数少ないアナウンサー」と評価。特にスポーツに関しては「知識はもちろん、ものおじせずに一流選手相手に体当たり取材する強いハートも持っている。英語も堪能だし、五輪にはうってつけ」と起用理由を明かした。

続きを表示

この記事のフォト

2012年6月10日のニュース