「努力しなけりゃ始まらない」秋元康氏 たかみなスピーチに涙?

[ 2012年6月7日 08:05 ]

高橋みなみのスピーチに感無量の秋元康

第4回AKB選抜総選挙

(6月6日 日本武道館)
 ステージを真正面から見ることができる席に、総合プロデューサー秋元康氏(56)は座り、名前が呼ばれたメンバーのスピーチを見守った。その中でも、6位で壇上に上がった高橋みなみのスピーチに感無量の表情を見せていた。

 過去に、AKB48の姉妹グループで“努力は必ず報われると言っていたけど、そうは思ってません ”という旨のコメントを残し、チームを去っていったメンバーがいた。これに対し、高橋は「去年努力は必ず報われると言いました。握手会でよくその言葉を言うんです。でも、ある方は“努力は報われない”と言いました。そうかもしれないです。全部は報われないかもしれない。運も必要かもしれない。でも、努力しなけりゃ始まりません。私にとって努力は無限大の可能性です」と、芯の通った声で言い切った。

 かつて「AKB48とは高橋みなみのことである」と発言したこともある秋元氏。インディーズ時代から共にAKB48を支えてきた小さなキャプテンの言葉は、秋元にとっても特別なものだったのだろう。秋元自身も交流サイト「Geogle+」内で「努力が報われていないと思っている人へ」のタイトルで投稿している。この時の思いを代弁したのが、今回の高橋のスピーチでもあった。

 秋元氏は、壇上メンバーのスピーチを聞き終わってもなかなか拍手や笑顔を見せなかった。しかし、3月23~25日のライブ(さいたまスーパーアリーナ)のタイトルに名前を入れた片山陽加や、著書の執筆をした仲谷明香、演歌デビューした岩佐美咲など、努力を知るメンバーにはこっそりと拍手をしていた。

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2012年6月7日のニュース