渡辺麻友 逆転2位「来年はセンターを獲りにいきます」

[ 2012年6月7日 06:00 ]

<AKB総選挙>2位に入った渡辺麻友

第4回AKB選抜総選挙

(6月6日 日本武道館)
 第4回AKB48選抜総選挙で、2位には渡辺麻友(18)が昨年の5位から食い込み、次代のエース候補をアピールした。壇上では悔しさもみせ「来年は1位になりたい」と宣言。また、第1回の27位から回を追うごとに順位を上げ続ける指原莉乃(19)は4位までジャンプアップし「上昇神話」は今年も健在だった。

 “CGレボリューション”の幕開けだ!

 速報では2位だった柏木の名前が3位で呼ばれると、渡辺は一瞬、放心状態に。「まさか…」。ある意味で、この日一番の波乱。自分の名前を呼ばれて初めて2位を確信した。極めて左右対称に近い美しい顔立ちから“CGアイドル”と呼ばれる顔も崩れ、驚きを隠せなかった。

 「第2位という順位をいただいていることが本当に信じられなくて、夢なんじゃないかと思って…。自分を信じて、皆さんを信じて頑張ってきて良かったと思います」

 アニメやアイドルを愛し、本拠地・秋葉原の申し子。1月から放送された主演ドラマ「さばドル」(テレビ東京)では、サバを読んでアイドル活動する38歳のコミカルな女性教師を熱演。2月にはソロCDデビューし、知名度を一気に広げた。

 そんな折、前田敦子が卒業を発表。エース級の世代交代を望む声が強まる中、総合プロデューサー秋元康氏も渡辺には大きな期待を寄せる。

 最新曲「真夏のSounds good!」のビデオは「攻める者」と「守る者」が戦う設定。AKBの新旧世代の争いをそのままドラマに仕立てた内容で、若手で構成する「攻める者」の中心に秋元氏が選んだのはほかでもない、まゆゆだ。

 自身の立場はよく理解している。「これからは私たちのような若い世代が新しい道を切り開いていかなくてはいけない」。新世代の代表として壇上からそう言い放った。

 そして最後に、新たな道へ進む決意も示した。「来年も総選挙があるならば私は1位を獲りたいです」。自らの口から「センターになりたい」と発言することを、これまでは一貫して控えてきたまゆゆ。ファン1万2000人の前での一大決心は、革命の序章にすぎない。

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