あっちゃん卒業 東京D公演翌日“原点”AKB劇場で

[ 2012年5月18日 06:00 ]

卒業日がAKBの東京ドーム公演の翌日になると発表された前田敦子(左)

 グループから卒業することを表明しているAKB48の前田敦子(20)の「卒業日」が、今夏開催予定のAKB48初となる東京ドーム公演の翌日に決まった。総合プロデューサーの秋元康氏(56)が17日、交流サイト「Google+」内で発表した。ドーム公演の翌日に、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行う。

 “夢”であったドームと、14歳から活動してきた“原点”である劇場。意味合いは違うが、前田にとって思い入れの強い2つのステージに立ち、AKB48としての活動を終えることになる。関係者は「AKBの人気がないころから“顔”として劇場公演を支えてきた。最後はここで終えることを、本人もファンも望んでいた」と話した。

 東京ドーム公演の日時は発表されていないが、イベント関係者は「今夏に開催する方向で調整している」と明かした。前田は秋以降に一人の女優として本格活動を開始することとなりそうだ。

 秋元氏はGoogle+で、前田と久々に話し合う機会があったことを明かした。じっくり話すのは前田が卒業を発表した3月25日以来のこと。「AKBのこと、仲間のこと、後輩のこと、ファンのこと、前田自身の将来のこと…決して、雄弁ではないが、一つ一つのことを真摯(しんし)に話してくれた」とつづった。

 育ての親として「人見知りで、いつも殻に閉じ籠(こも)っていた14歳の少女が20歳になり、自分のことだけではなく、みんなのことを思いながら話しているその成長ぶりに感動した」と“親離れ”の時期にあることを実感したようす。「相変わらず表現は下手だが、その分、ストレートに伝わって来る。時々見せるはにかんだ表情は、あの頃の“あっちゃん”のままだ。頑張れ、前田敦子!」とエールを送った。

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2012年5月18日のニュース