王会長　現役時代を自画自賛「今見てもいいスイングしてるよ」

大正製薬「リポビタンＤ」５０周年記念記者発表会で、出演当時の思い出を語った王貞治会長

　大正製薬「リポビタンＤ」の発売５０周年記念記者発表会が１０日、都内で行われ、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長（７１）ら歴代ＣＭキャラクターが勢ぞろいした。

　王会長は、プロ野球巨人などで活躍したエンディ宮本氏（７８、本名宮本敏雄）に続き、２代目キャラクターとしてＣＭに出演。当時の思い出を「２４、５歳の若い時に出させていただいた。昼の練習の延長でたくさん時間をかけていただいて、とても良い映像」と振り返った。当時の決め台詞は「ファイト、イッパツ」ではなく「ファイトでいこう」だったという。

　１９６３年４月から７３年３月まで出演した王会長は、ＣＭ内でグラウンドを全力疾走、和室で素振りをしている。これを見て「今映像見てもいいスイングしてるよ。後を志している若い人には見てほしいな」と自画自賛。撮影は巨人の宮崎キャンプ中に行われ、「スタッフの人が２、３週間来て撮影。今のタレントでは考えられないでしょうね。練習後に撮影し、練習休みの日は朝から晩までやった」とハードスケジュールだった裏話も告白。「すべての人に、元気が一番」と７０歳を超えても変わらぬ元気な姿で、リポビタンＤの５０周年を祝った。