松ケン困惑…鉄ちゃんと清盛とのギャップに

[ 2012年3月24日 14:15 ]

映画「A列車で行こう」初日舞台あいさつで急逝した森田監督を偲ぶ松山ケンイチ

 俳優の松山ケンイチ(27)が主演映画「僕達急行A列車で行こう」(森田芳光監督)の初日舞台あいさつに、共演の貫地谷しほり(26)、村川絵梨(24)とともに登場した。

 同映画は立場の対照的な2人の青年が大好きな鉄道を通して友情や恋愛に奮闘する姿を描いたハートフルコメディで、昨年12月に61歳で急逝した森田芳光監督の遺作となった。松山は、大企業で働くマイペースな“鉄ちゃん”役を演じ、放映中の大河ドラマ「平清盛」役とのギャップに「(壇上で)どういうたたずまいでいれば良いか分からない」と苦笑いしながら会場の笑いを誘った。

 「椿三十郎」「サウスバウンド」に続く3度目の森田作品出演となった松山。「ハードルの高い監督の演出についていくのがやっとだった」と撮影を振り返り、「今回も追いつけなかった」と悔しそうな表情を浮かべた。「まさかこんなに早く亡くなるとは。まだ(次の作品が)ある。まだあると思いながらやっていた」と声を上ずらせた。

 一方でアドリブが監督に採用されたという貫地谷の演技には「そのハードルを軽々と超えた。俳優、松山ケンイチとしてもやられた」と手放しでほめた。

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2012年3月24日のニュース