松ケン 天国の森田監督へ感謝 「ポジティブな気持ちを教えてくれた」

[ 2012年3月24日 13:04 ]

映画「A列車で行こう」初日舞台あいさつ満員の観客席をバックに(左から)貫地谷しほり、松山ケンイチ、村川絵梨

 昨年12月に61歳で急逝した森田芳光監督の遺作となった「僕達急行A列車で行こう」の初日舞台あいさつが24日、都内で開かれ、主演の松山ケンイチ(27)らが登場、天国の森田監督へ向け感謝のメッセージを送った。

 松山の目には光るものがあった。「まさかこんなに早く亡くなるとは。まだある。まだあると思いながらやっていた」と声を上ずらせ、「監督の演出に追いつくので精一杯で、追いつけなかったのが申し訳なかった」と残念そうな表情を見せた。

 「田舎の人間で閉鎖的だった」という松山は森田監督が人間的に成長するきっかけになった言い、「人間が好きな監督を見ているとキラキラしていて、自分もそうなりたいと思えたし、今は近づいていっている。そういうポジティブな気持ちを教えてくれたのが監督だった」と故人を偲んだ。

 遺作となった同映画について「幅広いジャンルを撮ってきた監督の原点とも言える作風」と話し、「森田監督の大事なメッセージとエールが込められている」とPRした。

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2012年3月24日のニュース