さんま、ダウンタウン競演…NGK新装公演 100カ所で同時生中継

[ 2012年3月15日 10:23 ]

 吉本興業の旗艦劇場「なんばグランド花月(NGK)」(大阪市中央区)で4月8日に行われるリニューアルオープン公演が、韓国や台湾を含む国内外100カ所に同時生中継されることになった。当日は全4公演で、夜の最終公演には明石家さんま(56)やダウンタウンら豪華メンバーの“吉本オールスターズ”が結集。ライブ映像は東日本大震災の被災地の一部で無料公開する。

 さんまやダウンタウンが登場する、吉本興業創業100周年を飾るにふさわしいビッグな公演が全国に届けられる。

 “笑いの殿堂”NGKのリニューアル初日の全4公演には、若手からベテランまで約140組の芸人が出演。劇場に行くことができない人のために全国47都道府県と韓国、台湾、香港を加えた計100カ所で、劇場のスクリーンなどを使って生中継するライブビューイングを実施することになった。

 各会場には、地域活性化のため各県に1組ずつ住んでいる吉本の「47都道府県住みます芸人」や、NGKに出演しないタレントも集結。関係者によると「東日本大震災以降、笑いがあるところに希望が生まれる」という思いを強めており、被災地の一部での上映は無料にし、芸人による慰問活動も展開するという。

 ダウンタウンは、初日の最終公演の前半に出演。今田耕司(46)東野幸治(44)木村祐一(49)らとともに、1960年から吉本の劇場で25年以上にわたって上演されていた舞台「ポケットミュージカルス」に挑戦する。

 記念公演のトリとなる後半には、さんまが登場。自身のブレークのきっかけとなったフジテレビ「オレたちひょうきん族」がスタートした81年から大阪朝日放送で6年間放送していた主演コメディー「さんまの駐在さん」を復活させる。

 ビッグ競演が実現する舞台は注目度抜群。吉本所属のほぼすべての芸人が舞台に結集する“伝説の1日”は、吉本100周年の船出に大きな弾みをつけそうだ。

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2012年3月15日のニュース