AKB姉妹グループが特別公演「元気、笑顔を届けたい」

[ 2012年3月11日 21:52 ]

黙祷する前田敦子(右)らAKB48(AKS提供)

 25枚目のマキシシングル「GIVE ME FIVE!」(発売・キングレコード)がミリオンヒット中のAKB48(全90名)が11日、東京・秋葉原のAKB48劇場で「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト」と銘打った東日本大震災復興支援イベントを開いた。

 昨年3月11日に発生した東日本大震災からちょうど1年がたったこの日、彼女たちと一緒に復興支援活動に協力したいと願うファンたちのために同劇場の入場料を募金として開催。

 また、姉妹グループの名古屋のSKE48(全68名)、大阪のNMB48(全67名)、福岡のHKT48(全21名)のメンバーたちも各劇場で同復興支援イベントを同時に開催し、東京と中継を結び、東京ビッグサイトで握手会を行ったSDN48(全36名)も参加。

 オープニングに「風は吹いている」を歌い、メンバーたちが被災地訪問したときの様子を収録したスペシャル映像を流した後、震災発生時刻の午後2時46分から1分間、全メンバーと250人のファンたちが一斉に黙祷して、大島優子(23)が「東日本大震災から1年がたちました。ですが、まだまだ復興への道は続いていきます。私たちも微力ですが、これからも支援活動を続けていきたいと思っています。どうぞ皆さん、これからもご協力をよろしくお願いします」とあいさつ。

 また、被災者を応援するために立ち上げた「『誰かのために』プロジェクト」のテーマソング「誰かのために―What can I do for someone?―」を、全国にいるメンバー全員で熱唱し、高橋みなみ(20)が「この日にこの場所に立つことは、とても緊張しますが、こうして各会場を中継でつないで皆さんと一緒にこの時間を共有することで、何か意味があるのではないかなと感じています。全員が被災地に足を運ぶことはできないかもしれませんが、ここから何かを発信して、被災地の皆さんに元気、そして笑顔を届けていきたいなと思っています。被災地の皆さんからは、笑顔の大切さ、前を向くことの大切さを教わった気がします。これからもその気持ちを胸に、皆さんに笑顔を届けられるように頑張っていきたいです」とアピール。

 その後は「会いたかった」「ヘビーローテーション」「Everyday、カチューシャ」などを歌い、最後に再び各劇場と中継を結んで「桜の花びらたち」を同時披露。高橋は「今日は、ステージを通して皆さんに元気を与えることができるのがAKB48の良さなのかなと、改めて思いました。最後になりましたが、東日本大震災、そして津波によって被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を願っています」と述べ、全12曲のプログラムで復興支援を呼びかけた。

 特別公演終了後は、全メンバーがファンの人たち一人ひとりを握手で見送り、同日午後9時まで「募金箱」も一般来場者用に設置された。

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