上野樹里 ヒマラヤから日本へ5400キロ桜を追う

[ 2012年3月2日 10:39 ]

ヒマラヤで「ヒマラヤザクラ」をバックに現地の住人と写真を撮る上野樹里

 女優の上野樹里(25)がテレビ東京のドキュメンタリー「上野樹里が行く!桜前線大追跡~ヒマラヤから日本列島5400キロの桜ロード」(25日後7・54)に出演する。主演した昨年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」の撮影終了後、最初に臨んだテレビの仕事。ヒマラヤから日本へと桜が伝わるまでの5400キロの道をたどった。

 訪れたのは、ヒマラヤ山脈の広がるネパール、中国・雲南省、沖縄。開花した桜を見るとともに、それぞれの地の人々と触れ合って、桜の木に対するさまざまな思いを知った。今月中に東北の被災地も訪れ撮影が終了する。

 昨年12月に訪れたヒマラヤは、「慣れない寝袋で過酷な旅でした」と振り返った。桜の先祖とされる「ヒマラヤザクラ」を見るために山登り。寝袋で就寝し、風呂に3日間入れないという状況だった。「ヒマラヤザクラは梅のように小さい花。日本のように花見はなくて、桜の木を材木やまきとしても使うんです」と取材した話を披露した。

 雲南省では民族衣装に身を包み、沖縄では樹齢200年とされる桜の木とも対面。「開花に合わせて行くので、いつロケになるのか分からない状況だった」と、久々の大河ドラマ以外の仕事は新鮮だったという。

 最後の撮影に向けて「沖縄では戦争のつらい思い出を少しでもなくそうと桜が植えられた。被災地でも傷ついた心を桜で癒やしてもらえたらいいな」と話している。

続きを表示

この記事のフォト

2012年3月2日のニュース