大林監督「この空の花」平和と復興への願い映画に

[ 2012年2月27日 19:05 ]

映画「この空の花」の完成披露試写会に臨んだ(前列左から)高嶋政宏、松雪泰子、大林宣彦監督、富司純子

 新潟県長岡市の花火を題材にした映画「この空の花」(4月7日新潟県で先行公開)の完成披露試写会が東京都内で開かれ、大林宣彦監督と主演の松雪泰子らが出席した。

 地方記者の玲子(松雪)はある日、元恋人の健一(高嶋政宏)から手紙をもらう。空襲や地震の犠牲者を追悼する長岡の花火を見てほしいという。人々の平和と復興への思いを発見する玲子の旅が始まる。

 「撮影は毎日が驚きの連続。大林監督が生み出す世界は想像力を超えていました」と振り返った松雪。高嶋は「たくさんの感動とぬくもりが詰まっています」と強調した。

 東日本大震災で「劇映画は行方を見失っていました」とした大林監督は「復興の在り方をこの映画の中で物語ってみたい」と語り掛けた。

続きを表示

2012年2月27日のニュース