水木しげるさん選考 妖怪川柳コンテスト 大賞は横浜の男性 

[ 2012年2月15日 12:20 ]

「第6回妖怪川柳コンテスト」の入賞作品を発表する着ぐるみの妖怪たち

 漫画家水木しげるさんの出身地、鳥取県境港市の観光協会は15日、妖怪をテーマにした「第6回妖怪川柳コンテスト」の入賞10作品を発表した。

 大賞の「水木賞」は横浜市の男性(52)=雅号、盆=の「ガシャドクロ ウルトラスーパー クールビズ」。骸骨姿の「がしゃどくろ」には、節電を呼び掛けてもこれ以上の省エネスタイルは無いという意味を込めた。

 全国から過去最高の6574句の応募があり、水木さんらが選考。最年少は5歳で、最年長は95歳。地域別では、日本大学三島高校が授業で取り組み788句を寄せた静岡県の1156句が最も多かった。

 全体では、東日本大震災の体験からか「かみきりも 切れぬ絆の 大切さ」=雅号、紙よりも愛=など「絆」を詠み込んだ作品が多かった。不景気が影響してか「住み付いた 貧乏神が 先に餓死」=同、つぶ焼きイモー=など、昨年に続いて貧乏神を盛り込んだ作品も健在だった。

 上位作品は境港市観光協会のホームページで紹介する。

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2012年2月15日のニュース