99歳・新藤兼人監督「2つももらって緊張」

[ 2012年2月14日 06:00 ]

<毎日映画コンクール>トロフィーを贈られた新藤兼人監督

2011年毎日映画コンクール表彰式

(2月13日 川崎市「チネチッタ」)
 【日本映画大賞・脚本賞】自らの実体験をベースに戦争の悲惨さと人間の再生を描いた「一枚のハガキ」の新藤兼人監督(99)がセレモニーを締めくくった。車椅子のため劇場中央に用意された特設ステージで、95年の「午後の遺言状」以来2度目となる日本映画大賞と自身の脚本賞の2つの“勲章”を贈られた。

 孫で映画監督の新藤風さん(35)に付き添われた新藤監督は「本日は大きな賞をいただいてありがとうございます。こんな大きな賞を2つももらったことはないので緊張しています。この喜びをどう表現したらいいのか分かりませんが、皆さん、本当にありがとう」と喜びをかみしめていた。

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