でんでん 口パク演技から「奇跡です」

[ 2012年2月14日 06:00 ]

<毎日映画コンクール>オープニングセレモニーに参加し、おどけたポーズをとる、でんでん

2011年毎日映画コンクール表彰式

(2月13日 川崎市「チネチッタ」)
 【男優助演賞】「冷たい熱帯魚」の鬼気迫る演技で助演賞に輝いた、でんでん(62)は開口一番「姓は“でん”、名は“でん”。でもって“でんでん”と申します」とガッツポーズをつくりながら登壇した。

  おぞましいビジネスに手を染め、平気な顔で人をあやめる連続殺人犯。その怪演は「ステキな金縛り」でファン賞を贈られた三谷幸喜監督も「凄かった」と舌を巻くインパクトだった。

 でんでんは「振り返れば13年前、NHKの仕事でアフリカのケニアに行きました。元エリート商社マンの役。最初は英語のセリフが台本に1ページもありました。お願いして3分の1に削ってもらい、それをまた半分に。結局は口パクにしてもらいました。そんな私がこんな素晴らしい賞を…。よく選んでくれました。まぐれです。奇跡です」と殊勝に語って、会場を笑いに包んだ。

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