がん手術延期しサポート…しずちゃん 恩師のため「勝ちたかった」

[ 2012年2月12日 09:56 ]

金メダルを手に笑顔の山崎
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アマチュアボクシング全日本女子選手権最終日

(2月11日 広島市中区スポーツセンター)
 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(33=よしもとクリエイティブエージェンシー)がミドル級(リミット75キロ)決勝で、鈴木佐弥子(30=ワールドスポーツ)に26―11で判定勝ちし優勝。五輪代表枠を争う世界選手権(5月、中国・秦皇島)代表に選ばれた。

 「人生で初めて一番になれました。今までは泣いてばかりでしたけど、きょうは初めて泣きませんでした」と喜びにひたったしずちゃん。「私のために、こんなに一生懸命になってくれる人はいない。梅津さんのためにも勝ちたかった」。二人三脚で歩んできた梅津正彦トレーナー(43)は昨年秋から体調不良を訴えていたが、7日に皮膚がんと診断され「放っておいたら余命1年」と告げられた。8日に都内の病院で受けることを勧められた手術を16日に延期してまでサポートしてくれる恩師のためにも優勝したかった。

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