谷村新司&石井竜也 共作「風の子守歌」で震災遺児支援

[ 2012年2月8日 06:00 ]

東日本大震災の遺児就学支援曲「風の子守歌」発売会見に出席した作詞担当の谷村新司(左)と作曲担当の石井竜也

 震災遺児支援曲「風の子守歌」を作詞した谷村新司(63)と、作曲者の石井竜也(52)が7日、都内で記者会見に臨んだ。CDは、8日発売。印税は、毎日新聞社が設立した「毎日希望奨学金」を通じて震災遺児の就学支援に充てられる。

 谷村は「カラオケで歌われたり、テレビで曲が流れるたび、被災した子供たちに学費が届けられる。この曲が広がることで、長期的な支援が続けば」と話した。荘厳なピアノバラード。石井は故郷の茨城県北茨城市が甚大な被害を受けており「一時は歌をやめようと思った」というが、「こういう時こそいい歌を作るべき」と経緯を説明。谷村の言葉で奮い立ち「ふるさとの子供たちに寄り添う気持ちで作曲した」と明かした。会見には津波で父親を亡くした奨学生の石巻専修大2年、勝又友章さん(20)も出席し「勉強を頑張って恩返しをしたい」と語った。

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2012年2月8日のニュース