“片想い”終わらせる!SKE 握手会に1万2000人

[ 2012年1月30日 06:00 ]

西武ドームでの全国握手会で新曲「片思いFinally」を熱唱するSKE48

 AKB48の妹分SKE48が29日、埼玉県所沢市の西武ドームで新曲「片想いFinally」発売記念の全国握手会をスタートさせた。初日をドームで迎えるのは初めてで、過去最多の約1万2000人を動員。松井玲奈(20)は昨年かなわなかった大みそかのNHK紅白歌合戦への単独出場に強い意欲を見せ「“片思い”を今年こそ終わらせたい」と誓った。

 初のドームイベントは28、29の2日間実施。前日は通算7作目のシングル「オキドキ」の握手会で4000人を集めたが、29日はその3倍。正午で気温4度前後という厳しい冷え込みの中、約1万2000人を心身ともに温めた。

 ミニライブでは新曲を含め5曲を披露。最後に全員で歌ったAKB48の「会いたかった」は、会場の広さを生かすために急きょ追加された演出だった。参加した37人(大矢真那は体調不良のため欠席)がセンターに設置されたステージを飛び出し、一、三塁側に分かれ全力疾走。至近距離で熱唱するメンバーに客席のボルテージは頂点に達した。松井珠理奈(14)は「最後の最後に大きい会場を生かせた気がする」と気持ちよさそうに語った。握手会ではカイロを足の裏など全身10カ所ほどにしのばせ1人1人の手を温めた。

 メンバーにとって西武ドームでの単独イベントは念願だった。昨年7月に同所で行われたAKB48のコンサートに出演。3日間で9万人を動員した公演を体験し「SKEとしてここの場所で公演してみたい」という思いを募らせていた。

 憧れが握手会として形になることが決まったのは昨年末。運営側は動員が増え続けている状況を考慮、大人数を収容できる会場が必要だとして同所で開催することを決めた。珠理奈は「まさか本当にできるとは思わなかったので驚いた」と率直な感想を口にした。

 次に見据える夢舞台は大みそかのNHK紅白歌合戦への単独出場。過去の出演はすべてAKB48の妹分としてだった。玲奈は「今年こそ“片思い”を終わらせたい」と新曲のタイトルに絡めて決意表明。“両思い”にするためにもドームの声援が励みになったはずだ。

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