河北新報の奮闘ドラマ化 テレビ東京系で3月放送

[ 2012年1月26日 21:09 ]

 テレビ東京は26日、東日本大震災で大きな被害を受けながら一日も欠かさず新聞発行を続けた河北新報(仙台市)の報道の舞台裏を描いたドラマ「それでも伝えたい…がれきの中の新聞社(仮題)」を3月4日夜に放送すると発表した。

 文芸春秋から出版された「河北新報のいちばん長い日」を基にドラマ化。同局系列の計6局で放送し、3月11日夜にはBSジャパンでも放送する。

 報道部長や女性記者、販売所を経営する一家の行動を軸に、未曽有の災害に直面した地元メディアの苦闘をつづる。

 ジャーナリストの池上彰さんがナビゲーターを務める。キャストは後日、発表される。

 東北地方が販売エリアのブロック紙・河北新報は昨年3月11日の地震で、ガスと水道が止まるなどライフラインが寸断。紙面作りに不可欠なサーバーが損傷し、多くの販売店員が犠牲になったが、社員らの奮闘で新聞を発行、地域に根差した報道を続けた。

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2012年1月26日のニュース