小泉今日子 初受賞から24年…女優人生重ね良き“かあさん”

[ 2012年1月18日 06:00 ]

<毎日映画コンクール 女優主演賞>やさしくほほ笑む小泉今日子

2011年毎日映画コンクール・女優主演賞

 受賞の報を聞いた瞬間「重たい気持ちになった。過大評価では…」と感じたそうだ。日本アカデミー賞などを含め、16冠目の映画賞。初受賞は88年の「快盗ルビイ」で、今回と同じ毎日映画コンクール女優主演賞だった。

 22歳だった当時を「若い私にそんな賞を渡して、調子に乗っても知らないよって感覚でした」と笑う。賞の重みは徐々に増してきた。「調子に乗って生きてきたけど、時間の流れの中(受賞で)生きてきた道を少しずつ信じることができた。今回も重く受け止めつつ、一歩ずつちゃんと歩きたい」ときっぱり。トップアイドル時代からの魅力である奔放さ、大人の女性らしい慎重さが交ざった魅力的な笑顔だった。

 以前からファンだった西原理恵子さんの人気漫画が原作。夫と子供2人の家庭で奮闘する、元気でたくましい肝っ玉母さんを演じた。「実在する魅力的な人をまねて演じても、本人には勝てない」と、毒がありつつ優しい“かあさん”を小泉流に仕上げてみせた。

 “かあさん”キャラは演技以外にも影響を及ぼし、撮影現場をまとめる“かあさん”の役割を担った。「演じる役柄と、現場での自分はシンクロする」と苦笑い。もともと個人の控室を使わない主義で、共演者たちとのコミュニケーションを大切にするタイプ。「ルビイで、映画は素敵なうそをつけるものだと気づかせてもらった。その思いを、若い人たちに教えてあげたい」と、自身の経験を後輩たちに伝えていく義務も感じている。

 子役が自然な笑顔を出せる関係づくりにも積極的で、多くの会話を重ねた。「子供の自然な笑顔はかわいい。みなさんに見せてあげたいから」。実生活でのかつての夫・永瀬正敏(45)と夫婦役で初共演。「子供たちは永瀬さんの方が優しくて、私を少し怖いと思ってるかも。男の人って、女が怒った後の役割を担いますから」と不満げな顔は“かあさん”そのものだった。

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