武田鉄矢 退院後初の公の場、浅野温子も復帰喜ぶ

[ 2012年1月13日 06:00 ]

舞台「101回目のプロポーズ」の制作発表で、笑顔を見せる武田鉄矢(右)と浅野温子

 昨年10月に大動脈弁の置換手術を受け、療養していた俳優の武田鉄矢(62)が12日、福岡市内のチャペルで行われた舞台「101回目のプロポーズ」(3月2~28日、福岡・博多座)の製作発表に出席した。昨年11月27日に退院してから初の公の場となった。

 手術の影響で一時7キロ減ったという体重も、現在は通常より4キロ少ない程度。頬は以前よりほっそりしていたが、元気な姿で復帰した。

 共演の浅野温子(50)と腕を組みながらバージンロードを歩いて登場。約6週間の入院を振り返り「病院のベッドの上で、この舞台の初日に浴びるであろうライトのことばかり考えていた」と感慨深そうに話した。浅野も「手術されて心配でしたが、復帰を信じていました」と喜んだ。

 前夜は福岡市内で友人や関係者らを囲んで復帰祝い。薄めの焼酎お湯割りを1、2杯飲んで「(あまり飲んでないから)お酒がおいしく感じなくなっちゃったよ」と冗談を言うなどリラックスして過ごしていたという。

 舞台は武田と浅野の主演で91年に放送されて大ヒットした同名ドラマを時代劇にした作品。下級武士を演じる武田は名ゼリフの「僕は死にましぇ~ん!」の扱いについて、現代語のまま話すことを考案中だという。最終回で武田がトラックにひかれそうになるシーンも再現する。稽古は2月中旬から。殺陣など派手な立ち回りがあり体力は必須のため、毎日2、3キロウオーキングして体力回復に努めている。今後は稽古に向けてさらにトレーニングの時間を増やしていくという。

 「評判が良ければ難波、江戸へと昇り竜のように上がっていきたい」と大阪、東京での上演についても意欲を示した。

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2012年1月13日のニュース