原発抗議で佐賀地検 山本太郎らを不起訴

[ 2011年12月28日 19:07 ]

 佐賀地検は28日、佐賀県の玄海原発2、3号機の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動をしたとして、建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された俳優山本太郎さん(37)ら数人を、嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 地検は「犯意を認め起訴するに足る証拠がなかった」などとしている。

 抗議の様子を報道で知った京都市の行政書士の男性(28)が告発状を提出し、地検が9月に受理。別の市民団体も10月に同容疑などで告発し、その後受理された。地検は19日、東京都内で山本さんから任意で事情を聴いていた。

 告発状によると、山本さんらは7月11日、反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働を認めないよう県などへの抗議活動を展開。県職員らの制止を振り切って庁舎に入り、古川康知事との面会を求めたが、会えないまま職員に請願書を手渡し立ち去ったとしていた。

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2011年12月28日のニュース