森田監督葬儀 黒木瞳「今日はあなたのために泣かせてください」

[ 2011年12月24日 12:56 ]

森田芳光さんの葬儀に参列後、記者の質問に答える女優の黒木瞳

 20日に61歳で亡くなった映画監督の森田芳光さんの葬儀・告別式が24日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。

 「失楽園」「阿修羅のごとく」の主役を演じた女優の黒木瞳(51)のほか、三田佳子(70)、織田裕二(44)ら森田作品の出演俳優や映画監督らが多数、参列した。

 弔辞を述べた黒木は「いつも迷う私を、難なく導いてくれました。(急逝は)最期まで憎い演出です。今日はあなたのために泣かせてください」と声を詰まらせた。三田は「森田イズムと森田ワールドは、伝説となって永く世に残されていきます」と遺影に語りかけた。

 遺影は05年に所属事務所で撮影され、故人がお気に入りだったプライベートショット。笑みを浮かべた柔らかな表情が印象的な1枚。祭壇を飾り付けたのは、好きだった白い花ばかり。かすみ草、コチョウランなど1030本が使われた。遺族の希望で角のない柔らかな形に組まれた。法名は「常然院釋芳映(じょうねんいんしゃくほうえい)」で、映画監督の意味が込められている。棺には参列者が書いた手紙を納めた。

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2011年12月24日のニュース