役所広司沈痛「映画界は大きな財産失った」

[ 2011年12月24日 06:00 ]

森田芳光さんの通夜に駆けつけ、思い出を語る役所広司

 急性肝不全のため20日に61歳で亡くなった映画監督の森田芳光(もりた・よしみつ)さんの通夜が23日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。

 役所広司(55)、松山ケンイチ(26)ら森田作品を彩った俳優ら約700人が参列。「失楽園」に出演した役所は「常に見たことのない映画を作ろうとした映画青年。映画界は大きな財産を失った」と突然の死を悼んだ。

 役所は「酒が飲めないのに、夜遊びが好きな人だった」と振り返り「独創的な発想で、常に見たことのない映画を作ろうとした映画青年。周囲に与えた影響は大きく、映画界は大きな財産を失った」と続けた。長男で俳優の橋本一郎(26)も遺作となった「僕達急行 A列車で行こう」に出演しており、「お礼を言いたかったんですが…息子も残念がってました」と話し、目は真っ赤だった。

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