B’zのコンサート舞台設営で豊田スタジアムの屋根損傷 市が提訴へ

[ 2011年12月19日 17:50 ]

 愛知県豊田市は19日、市所有の豊田スタジアムで2008年に開かれた人気ロックバンドB’zのコンサートで、舞台設営の際にクレーン車で開閉式の屋根膜の一部を損傷させたとして、担当した名古屋市の重機会社に約4300万円の損害賠償を求め、年内に名古屋地裁に提訴することを明らかにした。

 豊田市によると、08年9月9日、作業中のクレーン車のアームが、スタジアム上方で畳まれていた屋根膜に引っかかり数カ所が破れたという。コンサートは予定通り同13日と14日に開かれた。

 市は破れた場所を同一素材で張り替える措置を取り、重機会社はその費用など約480万円を支払った。だが市は「屋根膜の耐用年数に達する2035年までは、張り替え部分について年1回の点検や4年に1回の修繕が必要」と判断。それらの費用を請求することにした。

 重機会社側は「担当者が不在のため分からない」としている。

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2011年12月19日のニュース