み~んなミタ!「家政婦の…」今年の連ドラ最高29・6%

[ 2011年12月2日 06:00 ]

日テレ「家政婦のミタ」11月30日の放送で瞬間最高視聴率をマークしたシーン

 松嶋菜々子(38)主演の日本テレビ「家政婦のミタ」(水曜後10・00)が今年の連続ドラマで最高の視聴率29・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。11月30日放送の松嶋演じる謎の家政婦ミタが自身の過去を語った第8話。小学校では「ミタ鬼ごっこ」が流行中で、授業中に「承知しました」とセリフをまねる子供が続出。社会現象になっている。

 笑わない謎の家政婦がお茶の間に旋風を巻き起こしている。

 視聴率29・6%は、大沢たかお(43)主演で人気だったTBS「JIN―仁―」の最終回26・1%を超えて今年1位に躍り出た。芦田愛菜(7)と鈴木福(7)の紅白初出場コンビで人気だったフジテレビ「マルモのおきて」の23・9%にも大きな差をつけた。

 瞬間最高は11月30日午後10時37分。長谷川博己(34)演じるダメなパパが、自殺してしまった妻の仏壇の前で、平泉成(67)扮する義父に「大切な娘さんを幸せにできなくて…」と謝罪するシーンで、31・5%だった。これは「JIN」の最高瞬間31・7%には届かなかった。

 大きなブームになっており、21日の最終回へ向け、木村拓哉(39)主演の07年「華麗なる一族」最終回が記録した30・4%以来の30%超えも期待大だ。

 都内の一部の小学校では「ミタごっこ」が流行中。笑わないミタをまねて真剣勝負のにらめっこをするという。また「ミタ鬼ごっこ」は全員がミタになり、決して笑わず、劇中のミタのように走らずに小走りで逃げたり、追ったりするという。

 また、別の小学校では、生徒が授業中に先生に「承知しました」とミタをまねて淡々とした口調で答え、先生を苦笑いさせているとか。中学校でも「ミタ語」が定着し、友人たちと「業務命令ですか?」などのセリフを織り交ぜて笑い合っているという。

 高視聴率を受け、大平太プロデューサーは「大変うれしく思っています。ただ、8話まではあくまでも序章にすぎません。これから、ミタが笑顔を取り戻すのか、楽しんでいただけたらと思います」とさらなる期待を持たせている。

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