罪を重ね重ねて…小泉今日子「45年も生きていますと口にするのも嫌」

[ 2011年12月1日 13:02 ]

WOWOW 連続ドラマ「贖罪」制作発表記者会見に登場した小泉今日子

 来年1月8日からWOWOWでスタートする連続ドラマ「贖罪」(毎週日曜後10・00、全5話)制作発表記者会見が1日、都内で行われ、主演の小泉今日子(45)をはじめ、蒼井優(26)、小池栄子(31)、安藤サクラ(25)、池脇千鶴(30)といった豪華女優陣が顔をそろえた。

 主演の小泉は15年前に娘を殺され、事件の目撃者となった娘の同級生を激情の言葉をぶつけるという、冷酷な女性を演じる。「私はとても恐ろしい女の役をやっていますが、心の底にとても悲しさを抱えているやりがいのあるとても楽しい役。自分自身は親になった経験もないし、ましてや自分の命よりも大切な存在をを傷つけられたこともありませんから、自分を超える感情だと思って、彼女がどんな気分なんだろう、どんな時間が彼女に流れていると考えながらやっていた」と難しかった役作りを語った。

 黒沢清監督とは「トウキョウソナタ」(08年)以来のタッグと。「監督の作品は役者として現場に行くのが本当に楽しみで、やっている時も非常に楽しいし、出来上がりを見るのも楽しみ。本当にファンです」と小泉が監督を大絶賛すると、監督も「僕もファンです。一緒に仕事ができて、こんなに光栄なことはありません」と返し、笑顔を見せた。

 タイトルにひっかけて、償いたいことは?と聞かれると、「45年も生きていますと、小さな罪を重ね重ねてきているので、口にするのも嫌です」と答え、笑わせた。

 「贖罪」はデビュー作にして大ヒットを記録した「告白」で知られる湊かなえの衝撃のミステリー小説のドラマ化。1連続ドラマW枠で放送され、第1話は無料放送される。

続きを表示

2011年12月1日のニュース