まだ間違えられる…勘三郎がエール「早くいい勘九郎になって」

[ 2011年11月27日 11:59 ]

「お練り」をする六代目中村勘九郎を襲名する中村勘太郎(中央)。右は中村勘三郎、左は中村七之助

 来年2月に六代目中村勘九郎を襲名する歌舞伎俳優の中村勘太郎(30)が27日、父の勘三郎(56)、弟の七之助(28)とともに、芸者衆を引き連れて東京・浅草の浅草寺を華やかに練り歩く「お練り」を行った。

 おはやしが流れる中、黒紋付きにはかま姿で、雷門から本堂までをゆっくりと進んだ勘太郎らは、詰め掛けたファンらから「中村屋」「六代目」と声が飛び交うと、笑顔で応えた。

 父の前名の「勘九郎」を受け継ぐ勘太郎は、本堂前で「プレッシャーはあります。今日の皆さまの笑顔と声援を胸に、しっかりと務めたい」とあいさつ。勘三郎は「まだ(自分が勘九郎だと)お間違えの方も大勢いらっしゃるので、早くこいつにいい勘九郎になってほしい」とエールを送った。

 襲名披露興行は来年2月、「土蜘」「春興鏡獅子」などに出演する東京・新橋演舞場で始まり、2013年2月の福岡市・博多座公演まで続く。

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