HKT専用劇場で初公演!“はるなつ”Wエースだ!

[ 2011年11月27日 06:00 ]

<HKT48初日公演>初日公演を行い歌って踊るHKT48。前列左が松岡菜摘、右が兒玉遥

 AKB48の福岡版姉妹グループ「HKT48」が26日、福岡市中央区の専用劇場でデビュー公演を行った。事前応募制で定員300人のチケットは完売。初日から人気と期待の高さを見せつけた。

 演目は、先輩グループで名古屋が拠点のSKE48が09年に行った「手をつなぎながら」。ファンの間では評価が高い。1期生21人でのステージを引っ張ったのは兒玉遥(15)と松岡菜摘(15)。それぞれ「Glory days」の松井珠理奈(14)、「雨のピアニスト」の松井玲奈(20)と同じセンターポジションを担当し、“はる・なつ”コンビがSKE48に似たダブルエース態勢を印象づけた。トークでも、大きな耳たぶがチャームポイントの兒玉が「この福耳を生かしてグループの福の神を目指す」と笑いを誘うと、松岡は「いろんな感情で胸がいっぱい」とメンバー全員の気持ちを代弁した。

 劇場の目玉の先端ステージ(通称出べそ)もファンを沸かせた。ここに立つとメンバーが約1メートルの至近距離に近づくことに加え、7曲目「ウィンブルドンへ連れて行って」では真上にせり上がり回転。アンコールを含め16曲が披露された。

 地元に誕生した「会いに行けるアイドル」にファンも興奮。佐賀県から来た会社役員の松尾隼一さん(30)は「見る前から緊張した」。福岡市の高校3年の男子生徒(18)は「早くメジャーになって福岡の知名度も上げてほしい」と期待を込めた。

 初日の選抜メンバーは16人。漏れた5人はバックダンサーとして出演。最後のあいさつでは「劇場を離れても私たちのことを忘れないでね」と声をそろえた。平均年齢13・8歳。“48グループ”の中でもっとも若い21人が夢へ走り始めた。 

 ≪初の地元ファンとの触れ合い≫午後6時に開演し、約1時間50分。終演後は出口でメンバーがハイタッチでファンを見送った。10月下旬に西武ドームでお披露目されたHKT48にとって、初めて地元ファンと直接触れ合う機会となった。今後は設備メンテナンス日などを除き、定員300人でほぼ毎日1公演を行う。

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